ヘンリー王子と言えば、イギリス王室のスキャンダルメーカとしても知られていますが、実は軍人として立派な功績を残しています。
ここでは、イギリス王子ではなく軍人として活躍したヘンリー王子の軍での軌跡を見てみましょう。
イートン校卒業後に陸軍士官学校入学
ヘンリー王子はウィリアム王子と同じ、イートン校を卒業します。
大学へは進学せず、ウィリアム王子に続いて陸軍士官学校に入学します。
入学前にはオーストラリアで仕事をしたり、孤児院での奉仕活動に従事していたこともあります。
サンドハースト王立陸軍士官学校入学時には、近衛兵を目指すと話したこともあるようです。
イギリス唯一の士官養成施設でもあり、卒業時は国王が来臨します。
卒業式に来臨したエリザベス女王がヘンリー王子を見つけて、見たことがある顔と呟いたとも言われています。
所属は近衛騎兵連隊ブルーズ・アンド・ロイヤルズ
士官学校卒業後の配属先は、近衛騎兵連隊ブルーズ・アンド・ロイヤルズです。
この連隊は儀式を行うだけでなく、戦闘地域での任務も果たします。
ヘンリー王子の配属後にイラク派遣が決まったこともありますが、標的にされるとの予告があったため派遣が取り止めとなりました。
その後、タリバーン掃討作戦に加わったこともあります。
アフガニスタンの戦闘には、英陸軍航空隊の一員として派遣されました。
特別扱いを望まず、兵士としての職務を果たしたいというのがヘンリー王子の意向でした。
ヘンリー王子の軍人としての功績は王室メンバーだからというものではなく、一兵士として認められるべきものでしょう。
ブラウン首相は模範的な兵士であり、イギリス国民として誇りに思うとヘンリー王子を評価しています。
ロイヤルファミリーが、戦闘地域の最前線で兵士として活動するのは異例とも言えることです。
退役後は積極的に公務に励むヘンリー王子には、やんちゃだった頃の面影がなくなり大人になったと評価の声も高まっているようです。